「本来人が持つ可能性や良さを阻む壁に、立ち向かえる社会に」 自分が心掴まれるものを見つけた元リクルート女性の挑戦~後編~

「本来人が持つ可能性や良さを阻む壁に、立ち向かえる社会に」 自分が心掴まれるものを見つけた元リクルート女性の挑戦~後編~

本来人が持つ可能性や良さを阻む壁に、立ち向かえる社会に

祖母の病気が原因で医者になりたいと考え、看護学部へ進むも、
人材大手であるリクルートへ新卒入社。
そして「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げるLITALICOへと転職した久保田さん。

前編では、久保田さんが何故リクルートに入ったか、そしてそこで感じた違和感をお聞きしました。
(前編の記事はこちら

中編では、リクルートで最後までもがき続けた姿、転職するに至った理由、そして両社の間で揺れる葛藤を取り上げました。
(中編の記事はこちら

 

本連載ラストである今回の記事では、
転職を通じての成長・どうすれば自分のやりたいことが見つけられるのか?という問いに迫ります。

今働くことにモヤモヤしている人、決断に迷っている人に是非読んでもらいたい。
誰かに認められる働き方ではなく、自分が心の底から頑張れる“コト”へ向かうことのできる働き方を知るために。

前職

職種:
株式会社リクルートキャリア 新卒人材紹介法人営業(リクルーティングアドバイザー)

内容:
新卒入社後、法人向け営業として新卒採用コンサルティング業務を担当し、1年目の7月で200%達成。
並行して、学生向けキャリア面談や新規事業領域立ち上げなども兼任。

転職の軸

  1. 「人の可能性を引き出し、拡げる」ことにまっすぐなLITALICO事業内容への共感
  2. 複雑な社会課題に対して、ともに向き合い、社会を動かす人を増やすという自身のミッションとの重なり
  3. 周囲の評価や自己成長よりも、本当にやりたいことを自分ができているのか?という葛藤

現職

職種:
株式会社LITALICO 人材開発部 採用担当

内容:
2018年1月に中途入社。
新卒採用担当として、採用企画/ダイレクトリクルーティング等を担当。

本来人が持つ可能性や良さを阻む壁に、立ち向かえる社会に

だからこそ採用という職種を選んだんですね。

そうですね。

LITALICOからは色々な職種のオファーをもらっていて。

最初はどこでもいいなと思っていたのですが、採用担当を選んだのはリクルートのその勉強会のおかげですよね。

あと、内部で見て気づいたのですが、LITALICOのような障害福祉領域でビジネスを創っていくことは相当難しいと思っています。
例えば、基本的に事業開発はAという事業がうまくいかなくなったら、Bという事業にピポットする選択肢がとれるのですが、

 

LITALICOはそのような撤退はできない。

なぜかというと、 福祉事業は、お客様の人生に関わる事業のため安易な撤退が許されないからです。

だからエンジニアもビジネスサイドも、徹底的にお客様の声をヒアリングして、
たとえ一点突破でも良いから変化が起きると信じられる方法を見つけてからでないとリリースは難しいんですよ。

最初に設計をできる限り細かな粒度で描き、失敗なくお金に変えていくって、途方もないくらい難しいんです。

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なるほど。それはこの事業領域ならではの難しさですよね。

そうなんです。

もちろんテクノロジーや仕組みで解決できる部分もありますが、重要なのは”人”なんです。

複雑な社会課題に向き合い、事業創造ができる人は必要ですが、就活市場では、この障害福祉領域で事業創造するキャリアがあることがまだまだ認知されていないので、人はあまり集まらない。

このジレンマをなんとかしたいという思いで採用担当を選んだんです。

複雑で難しい社会課題の解決に向けて力のある人が集まることで、
人が持つ可能性や良さを阻害する壁に立ち向かえる社会に近づけていけると思いました。

 

人の可能性を拡げたいというはずっと思っていたんですか?

そうですね。

自分の家庭が経済的に厳しかった経験が大きいです。

生まれつき貧しいわけではなく、小学校5年の時に両親が離婚し、諸事情で一気にお金がなくなってしまったんですよね。

高校にいくお金がないと親にいわれて、すごくびっくりしたのを覚えています。

自分は勉強したいという気持ちはあったのに、お金がないという理由で進学できないという状況自体にとても腹が立って、
奨学金を自分探してきて高校に通ったんですけど。

誰しも自分の環境は自分では選べないし、その環境になったらもう本人の努力でどうにかならない部分もあるじゃないですか。でも社会の仕組みが自分のことを救ってくれた。

この原体験はきっと大きいんでしょうね。ある種自分の過去の姿を重ねてる部分もあるのかなと。

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頑張る理由を人から評価されることに置かなくなった

働いている中で一番楽しいこと、やりがいに感じていることは何ですか?

私は、LITALICOが支援しているお客様も面接に来てくださる方も誰しもが秀でた能力を持っていると思っていて、その能力の傾け先を探していると思うんですよ。

この人たちのエネルギーが向かう先を、今我々が向き合っている複雑な社会課題に傾けたらどういう変化が起きるんだろうというワクワク感がすごく楽しいです。

 

リタリコさんに入社後、自分の中で一番変化したということって何だと思いますか?

転職してちょうど9カ月が経ちまして、この間友達と会った時に「彩乃、すごく丸くなったね」と言われたんですね。

学生時代・リクルート時代通じて、色々なことに取り組んでいたんですけど、その時は自分に全然自信がなくて…。

自己肯定感が低くて、周りから評価されることで何とか必死に自分の存在証明をしていたんです。

ただ、成果が短期的に目に見える営業時代と違って、採用戦略を考える今の働き方はすぐには結果が見えにくいじゃないですか。

そうなると、頑張る理由を会社や人から評価されることに置けなったんですよ。

自分が心の底からやりたいこと・楽しめることをやって、自分で自分のことを受け入れていかないと、しんどすぎると感じました。

つまり、承認欲求を満たすためにひたすら頑張っていた自分が、単純にこの領域面白いなとか、この課題解決したら何が変わるのか?という純粋な興味関心で走りだせるようになりつつあるなというのは思っていますね。

まだまだ自己肯定感が下がることはありますが(笑)

 

LITALICOさんの事業内容とか業務がモチベーションの源泉を変化させたんですね。
今は何のために自分をどういう風に成長させていきたいですか?

人って、発言してることと心の底で思っていることが違ったりするんですよね。

その違いになぜか気が付くセンスを私は持っているタイプです。

そういう柔らかい違和感や乖離に対して真摯に向き合える人になりたいなと。
まだ表出していないであろう能力や考え方をいかに引き出すか。

そして、聞いて終わりではなく、採用担当としてではなく1人の人間としてもっと深く目の前の人に向き合える自分になりたいと思っています。

就活時代は成長することに意味があると思っていたんですよ。

今は手をまっすぐに伸ばしてつま先立ちで走れと言われているくらい、キャパオーバーな仕事をさせてもらっているので、その状態で成長を考える余裕はない。

もうがむしゃらにやるしかないんです(笑)

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目の前の仕事を一生懸命頑張った先に、自分の興味が向く方向がやっと見えてきた

最後に働くことにもやもやしている若手社会人へのメッセージをお願いします!

楽しいとか嬉しいとか面白いというシンプルな感情や直観に従うことはすごく重要だと思っています。

自分自身が論理的な条件付けや意思決定をしすぎる時というのは、
どこか周りを納得させることに一生懸命になっていると感じることがあります。

心の底から自分の人生をまっすぐに生きているか?でいうと少しずれることがあるなあと。

 

楽しい事・面白い事の見つけ方は?

やっぱりとにかく行動することですよね。考えててもきりがないので。

転職活動の中で、いろんな会社に出会って自分の心の琴線を震わせるものを探すっていうのもいいと思います。

私の場合は、前職の目の前の仕事を一生懸命頑張った先に、自分の興味が本当に向く方向がやっと見えてきたんですよね。

転職活動なり、現職で頑張るなり、そこは人それぞれだと思うんですけど、とにかく自分がやれると思う範囲を超えるレベルで、何かにコミットしていくという経験を繰り返すと自然と見つかってくるんじゃないかと思います。

 

確かに目の前のことに一生懸命になることはすごく重要ですよね。

そうですよね。

「上司が嫌だ」とか「この環境がいまいち」という表面上の理由はきりがないです。

そのマインドで、打算的に今よりいいと思われる環境に身を置いたとしても、同じ期間を経ると、同じような不満がまた出てきてしまうので。

できない理由を探すのではなく、同じ環境でもできる理由を見つけて、その方向に向かってやれる行動をする志向がないと、
永遠に逃げてしまうと思うんです。私の場合はそうでした。

人によってコトに向かうタイプ、仲間や環境に向かうタイプ、ビジョンに向かうタイプなど色々いらっしゃるはずなので、”やりたい「コト」”という表現も何か可能性を狭めてしまっているのかもしれないですが…。

どんな方法でも、自分が心掴まれるものが何であるのかというのを探し続けてほしいです。

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LITALICOでは、社会を一緒に変えていく仲間を募集しています。少しでも興味が持てる部分があれば、お気軽にご連絡ください。お待ちしております。

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